マグネシウム加工

工業製品に使用される金属の中で1.82(AZ91)と最も比重の軽い材料です。

マグネシウムの特性(AZ31)
比重 1.82
熱伝導率 96(W/m℃)
熱膨張係数 26.0(x10⁻⁶/℃)

マグネシウム合金は実用金属の中で最軽量の材料でありなががら
比強度(強度/比重)、また比剛性(剛性/密度)はアルミや鉄よりも高い材料です。

熱伝導性、放熱性、電磁シールド性に優れています。

切削性も優れた材料ではありますが、その燃えやすさ、また腐食しやすさから
切粉も含めた加工時の取り扱いが難しい材料となります。

主な材質

AZ31 無垢材
AZ91 〃
AZ91D 成型材料

主な加工技術

マシニングセンター加工
ワイヤー放電加工
ダイカスト成形
砂型鋳物
石膏鋳造
各種表面処理

マグネシウムの魅力=軽さと強さ

マグネシウムの魅力はアルミの2/3の比重となる軽さです。 軽い材料でありながら比重/強度は鉄よりも高く、特に持ち運びをする製品の筐体に使われます。 当社で生産する業務用放送カメラの多くはマグネシウムダイカストを使用した筐体が採用されています。 また半導体製造装置のボンディングヘッド、レース用二輪車部品、一眼レフカメラのレンズ筐体などの 生産を行っております。

ファナック ロボドリルα-T21ie(C軸付) 2台 500×400×330 (10000rpm)
ファナック ロボドリルα-T21iF(B軸付) 2台  500×400×330 (10000rpm)